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雪の時期に登る前に|装備と心構えの基本

更新日:2026-07-02

雪の積もった山は、澄んだ空気と静けさ、無雪期には見られない絶景が広がります。一方で、雪山は無雪期とはまったく別物です。同じ山でも危険度が大きく変わり、装備・技術・判断のどれが欠けても重大な事故につながります。ここでは、雪の時期に登る前に押さえておきたい基本を整理します。これは一般的な考え方の紹介であり、実際の行動は各自の責任と判断で行ってください。

まずは無雪期で経験を積む

雪山に挑む前に、まずは同じ山や近くの山を無雪期に歩いて、地形やコースを体で覚えておくことが何より大切です。ルートの分かりにくい所、風の当たる所、時間のかかる所を知っているだけで、雪の日の安全度は大きく変わります。

装備の基本

  • 滑り止め:雪の量と斜面に応じて、チェーンスパイク/軽アイゼン/アイゼンを使い分けます。急な斜面ではピッケルと、その使い方の習得が前提になります。
  • 防寒・レイヤリング:汗で濡れると体温を奪われます。化繊やウールの重ね着で、汗冷えを避けられる服装を。手袋・帽子・ゴーグルなど末端の保温も重要です。
  • 足元と予備:防水の登山靴、替えの手袋、行動食、テルモス(温かい飲み物)など、余裕をもった装備を。

行動の基本

  • 早出・早着:雪の時期は日が短く、行動に時間がかかります。無雪期以上に早い出発と、余裕をもった下山時刻を。
  • 気象・積雪情報の確認:直前の降雪、風、気温、雪崩の危険。当日の最新情報を必ず確認します。
  • 撤退の判断:「無理をしない」が最大の安全策です。天候の悪化や時間の遅れを感じたら、引き返す勇気を。編集長も硫黄岳の厳冬期天狗岳で、暴風のため撤退した記録を残しています。

このサイトの雪の記録

編集長が12〜3月に実際に登った記録は、雪の時期の山行記録にまとめています。各ページの動画や実測タイムから、雪の時期の実際の様子を確認できます。ただし、コンディションはその日その日で変わります。記録はあくまで参考とし、当日の状況に合わせて判断してください。

はじめての一座を探している人は、山の選び方もあわせてどうぞ。

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